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鮮魚加工における履歴書の重要性とは?職務経歴書や自己PRの書き方を詳しく解説

鮮魚加工における履歴書の重要性とは?職務経歴書や自己PRの書き方を詳しく解説

鮮魚加工の仕事に応募する際、履歴書や職務経歴書にどこまで力を入れるべきか悩む方は多いでしょう。鮮魚加工は、包丁技術や衛生管理など、専門的なスキルが重視される職種です。経験や得意分野を応募書類で的確に伝えられれば、面接前から採用担当者に好印象を与えられます。

この記事では、鮮魚加工業を目指す方向けに、業界に特化した履歴書・職務経歴書の書き方を徹底解説していきます。未経験でもアピールできるポイントや、面接対策へ活かせる自己PRの書き方もご紹介しますので、これから応募を考えている方は参考にしてください。

鮮魚加工の仕事内容と企業が求める人物像

鮮魚加工の仕事内容と企業が求める人物像

鮮魚加工は、「獲った魚を加工・処理」するのが仕事です。水産業のうちの1つの業種であり、切り身や刺身、冷凍加工・調味加工など、加工方法もさまざまです。また、職場のタイプも幅広く、主に以下の種類があります。

  1. 水産加工工場
  2. スーパーや量販店の鮮魚部門
  3. 鮮魚仲卸・市場・魚屋

職場タイプごとに求められる人材のタイプも異なるため、まずは各職場の仕事内容を把握することが大切です。自己PRで使える強みについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

水産加工工場

水産加工工場では、入荷した魚を商品として出荷できる状態に加工するまでの一連の作業が仕事です。大量の魚を機械や手作業で加工して出荷します。

主な仕事内容は以下の通りです。

仕込み 魚を大きさや種類ごとに分け、加工しやすくする
加工・調理 商品の仕様に応じた下処理・調理

(うろこ取り・三枚おろし・骨抜き・味付け・加工など)

包装・検品・出荷 パック詰めや缶詰作りなどの包装

異物混入がないかの検品、ラベル貼り

扱う商材は、切り身・フィレ・骨取り・冷凍加工・調理加工などさまざまです。ライン作業が中心で、衛生・安全ルールが厳格に定められています。また、スピード・正確さ・衛生意識・チーム連携が重視される傾向です。

そのため、品質管理や衛生基準遵守、ライン作業の経験・実績などをアピールするのがいいでしょう。

スーパーや量販店の鮮魚部門

スーパーや量販店の鮮魚部門では、仕入れから加工、販売までの一連の業務を担当します。早朝に市場や漁港から新鮮な魚を仕入れ、捌いたり加工したりして店頭に並べるのが仕事です。

具体的には、以下の業務を担当します。

大まかな流れは工場勤務と同じですが、鮮魚部門は店頭に立つこともあります。そのため、多少の接客スキルも必要になるでしょう。

また、売り場の温度管理や鮮度チェック、値下げ・見切りの判断も重要な業務です。さらに、スピード感と盛り付け・陳列センスなども問われます。そのため、鮮度維持や売り場づくりの工夫、顧客対応の経験・実績をアピールするのがおすすめです。

鮮魚仲卸・市場・魚屋

鮮魚仲卸・市場・魚屋では、早朝からの仕入れ・選別・加工・出荷までを一貫して担当します。早朝の競りに参加し、品質を見極めながら魚を仕入れ、仕入れた魚は店舗・卸先のニーズに合わせて加工するのが特徴です。そのため、包丁で魚を捌くことも頻繁にあります。

また、販売時には魚の調理方法やおすすめの食べ方を提案することも多く、包丁技術に加えて「魚の知識と接客力」も必要です。朝が早く体力勝負の仕事ではあるものの、目利きや仕入れ知識が身に付くのはメリットでしょう。

現場ではスピード感と正確さ、体力が求められるので、鮮魚の知識や選別眼、早朝対応や体力・持久力をアピールするのがおすすめです。

鮮魚加工業界における履歴書・職務経歴書の意義

鮮魚加工業界における履歴書・職務経歴書の意義

鮮魚加工業界を目指す人の中には、「履歴書や職務経歴書に力を入れる必要はあるのか」と疑問に思う方もいるでしょう。

鮮魚加工は、鮮度・衛生・スピード管理、ロス管理や品質保証などが重視される、専門性の高い業界です。業界特性を理解している応募者は、「即戦力」として採用担当者の目に留まりやすくなります。

そのため、履歴書・職務経歴書でいかに「即戦力になれる」「適性のある人材である」ことをアピールできるかが重要になるのです。さらに、書類の時点でしっかりと志望動機や自己PRを固めておけば、面接にも活かせる好印象な回答が準備できます。

また、履歴書と職務経歴書における記載内容の違いは、以下の通りです。

履歴書 職務経歴書
基本情報・学歴・資格・略歴・本人希望・志望動機など 過去の勤務内容や実績・担当業務の深さや広さ・スキル・成果など

ここからは、「職務経歴書は自由度が高く何を書いたらいいか分からない」という人向けに、職務経歴書の書き方について詳しく紹介していきます。

【鮮魚加工向け】職務経歴書の書き方のポイント

実は、職務経歴書には公式な書類はありません。フォーマットの自由度が高い点において履歴書とは異なっており、自分の経歴を分かりやすく伝えられる特徴があります。そのため、「自分を売り込むためのプレゼン資料」だと捉えると分かりやすいでしょう。

しかし、フォーマットの自由度が高いと、どのように記載すべきか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

職務経歴書に記載すべき項目は、主に以下の通りです。

  1. 職務要約
  2. 職務経歴
  3. 業務内容
  4. 活かせる経験・知識・技術
  5. 保有資格とスキル
  6. 自己PR

上記は、職務経歴書の基本構成です。活かせる経験・自己PRの部分は任意ですが、しっかりとアピールしたいならしっかり盛り込みましょう。ここでは、1〜5の項目について詳しく解説していきます。

職務要約

最初に記載するのが「職務要約」です。職務要約では、自分のキャリアの全体像を簡潔に記載し、3〜5行程度にまとめます。採用担当者が最初に目を通す部分なので、経験年数や担当業務の規模、得意分野を端的に伝えるのがポイントです。

経験者 経験年数と主な業務、担当範囲を強調、直近の役職や実績などを端的に記載
未経験者 食品業界への熱意、他業種から鮮魚加工業にも活かせそうな経歴の実績を記載

経験者は、「製造ラインの改善提案に尽力し、不良品率を5%削減」といったように、現場経験を中心にまとめましょう。未経験者の場合は、のちの自己PR等に関連付けられるような、活かせるスキル・経歴を中心に記載するのがいいでしょう。

たとえば、自己PRが「飲食店での接客経験を通じた顧客対応力を、スーパーの鮮魚加工部門に活かしたい」という内容なら、接客を通じた実績や現場経験を中心にまとめます。

職務経歴

職務経歴は、勤務先・在籍期間・雇用形態(役職)を時系列で整理し、各社でどんな仕事内容に携わったかを具体的に記載します。最新の経験から過去にさかのぼって記載するのが一般的です。

2019年4月~2023年3月
株式会社○○水産 ○○事業部長2012年4月~2018年12月
株式会社××フーズ △△部長

業務内容

業務内容は、職務経歴書のメインの部分です。日々の作業を細かく記載するのではなく、その職場で担当した業務を箇条書きで簡潔に記載します。

また、数字や改善実績などの成果があれば、具体的に盛り込みましょう。職場に貢献したことや、業務の専門性が分かるようにまとめます。業務フローや責任範囲を明示し、チーム規模や担当工程なども分かる範囲で記載してください。

加工スタッフとして勤務。ブリ・マグロ・サーモンのフィレ加工を担当し、月間出荷数○○トンのライン業務に従事

活かせる経験・知識・技術

「活かせる経験・知識・技術」の項目は必須ではありませんが、入れると強力なアピールになります。特に、鮮魚加工は経験職として見られる傾向があるため、スキルを明示すると採用側が判断しやすいのです。面接での質疑応答の先出しにもなるでしょう。

また、異業種から応募する場合や未経験の場合は、「活かせる技術欄」が転職理由の説得力にもなります。経験者は「どの工程に強みがあるか」をしっかりアピールしましょう。

未経験者は、「前職で培ったスキルを活かせる点」を述べると好印象です。「学ぶ姿勢+関連スキル」を盛り込むと目に留まりやすくなります。

保有資格とスキル

「保有資格とスキル」の項目では、資格や免許を正式名称・取得年月順で記載します。また、業務に関連するスキルやツールがあれば、一緒に書いておきましょう。鮮魚加工業は技術職のため、経験者は特に優遇されます。

以下は、鮮魚加工業界で重宝される資格やスキルの一例です。

鮮魚加工業界で評価される!好印象な自己PRの書き方

鮮魚加工業界で評価される!好印象な自己PRの書き方

ここからは、自己PRの書き方について詳しくみていきましょう。

自己PRは、以下の構成で書くのが基本です。

  1. 自分の強み(一番伝えたいこと)
  2. エピソード
  3. 結果・学んだこと
  4. 入社後の活躍

この流れで自己PRを書くと、以下のような例になります。

私の強みは集中力があることです。前職では、加工肉をパック詰めするライン作業を担当していました。短時間で大量の商品を扱う中でも手元の確認を怠らず、異物混入やラベルの貼り間違いを防ぐよう意識し、半年間でミスゼロを達成しました。

入社後はこの集中力を活かし、鮮魚加工の現場でも一つひとつの作業をていねいに行い、品質を守る仕事に貢献したいと考えています。

鮮魚加工業界で評価されるコツを、上記のような例文とあわせて解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

結論から述べる

自己PRは、最初に一番伝えたい部分を述べると伝わりやすいです。まずは、自分の強みや長所などを端的に述べることを意識しましょう。

たとえば、鮮魚加工の現場では「正確さ・スピード感・衛生意識・チームワーク」などが求められます。この能力に関連した長所を述べると、業界の特性にマッチしているということを印象付けられるでしょう。

エピソードを盛り込む

強みの次には、それを裏付ける具体的なエピソードを入れましょう。「どんな場面でその強みを発揮したのか」「どんな課題にどう向き合ったのか」を書くことで、自己PRに説得力が出ます。

採用担当者は、「あなたが企業の一員としてどう動くのか」を知りたいので、実際の行動が伝わるようなエピソードを選びましょう。

結果・学んだことを述べる

エピソードの後には、その経験から得た成果や学びを記述します。数値や具体例を含めるとより好印象です。

また、同時に「今後も改善意識を持って取り組みたい」「周囲と強力して品質維持に努めたい」といった前向きな姿勢があると、成長意欲も伝わります。

入社後どうなりたいかで締める

採用担当者は、その人の能力だけでなく「自社への興味や適性」も見ています。そのため、最後は入社後の目標や意欲で締めくくるのがおすすめです。

将来を見据えた文言を添えることで、「長く働きながら成長してくれそうな人材」だと思ってもらえます。

【鮮魚加工の求人一覧はこちら】
鮮魚加工スタッフ一覧

【NG例】職務経歴書や履歴書に書いてはいけないこと

【NG例】職務経歴書や履歴書に書いてはいけないこと

ここからは、履歴書や職務経歴書の間違った書き方や注意点をご紹介していきます。特に、応募書類に書き慣れていない人は、以下の3つのポイントに注意しましょう。

  1. NGワードを使わない
  2. ネガティブな表現はしない
  3. 曖昧・受け身の志望動機にしない

NGワードを使わない

履歴書や職務経歴書は、正しく記載することが大切です。以下の間違った表現や抽象的な表現は、あまり印象が良くありませんので、使ってはいけないNGワードとして覚えておきましょう。

応募書類はビジネス文章として評価されます。そのため、「敬語の正確さ=社会人としての信頼性」として捉えられる可能性が高いでしょう。

また、間違いやすいのが「御社」「貴社」の使い分けです。御社は話し言葉なので、書面上では書き言葉である「貴社」を用いましょう。

ネガティブな表現はしない

転職理由を尋ねられた際に、ネガティブな表現をしないことも大切です。たとえ前職で辛い経験をしたとしても、正直にネガティブな理由を述べるのは避けましょう。採用担当者が、「入社後も同じように不満を持ち、転職してしまうかも」と不安を感じてしまうためです。

書面上であれば、「一身上の都合により退社」などで問題ありません。面接で聞かれた際も、プラスの表現に変えることを意識しましょう。

曖昧・受け身の志望動機にしない

鮮魚加工の現場では、季節や仕入れ状況によって臨機応変な対応が求められます。そのため、自ら考えて動ける人材が好まれる傾向です。「指示されたことをこなす」「学ばせてもらいたい」といった受け身の姿勢が伝わると、やる気がないと思われてしまいます。

「効率的な作業手順を工夫しつつ、チーム全体の生産性を高めたい」など、主体性を感じさせる志望動機を意識するのがいいでしょう。

まとめ

鮮魚加工業界は、即戦力になる意欲的な人材を求めています。履歴書・職務経歴書での印象を良くするには、業界や現場の専門性・特性を理解し、そこにマッチした人材であることをアピールすることが大切です。

また、応募書類の作成に本格的に取り組むことで、採用担当者の目に留まりやすくなり、面接での受け答えにも一貫性が出ます。履歴書や職務経歴書を作りこむことは、周囲と差をつけることにもつながるため、入念に準備したうえで臨みましょう。

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